コラム


第19回 冬にぴったり鍋料理の力2010年02月10日

【栄養たっぷり鍋を体づくりに役立てよう】

 毎日寒い日が続きます。風邪などひかずに頑張っていますか?
 冬のトレーニングも残りわずかになってしまいました。トレーニングは順調ですか?食事はいかがですか?今月は、冬にぴったりの「鍋料理」についてお話します。

 みなさんは、どんな鍋料理が好きですか?寄せ鍋やちゃんこ鍋、キムチ鍋といった定番の鍋から、きりたんぽ鍋(秋田県)やはりはり鍋(大阪府)などご当地の鍋もあります。ちなみに、私の住む福岡では水炊きやもつ鍋などのご当地鍋がありますよ。
 どの鍋料理も様々な野菜がたっぷり入っていますし、肉も(鍋によっては魚)入っています。もちろん、麺や雑炊で鍋をしめることで炭水化物をとることもできます。

 普段、野菜を食べていますか?一般には、1日300gの野菜の摂取を推奨されています。スポーツをしているみなさんは、350~400gを目安にするとよいでしょう。「意識して食べています!」という選手もいれば、「食べてほしいから工夫をしているけど、なかなか食べてくれなくて…」というお母さんがいたり…と、野菜に関する話は私の栄養セミナーでもよく聞きます。

 野菜で1番栄養素を含むのは、生の状態です。ただ、全てを生で食べようとすると…キャベツ1/3個が350gくらいですから、ものすごい嵩になってしまいます。鍋料理の場合、熱を加えることで熱に弱いビタミンは壊れてしまいますが、たくさんの量の野菜を食べることができます。

 また、たんぱく質の給源である肉や魚以外にも豆腐や鍋によっては厚揚げなどを入れることでさらに摂取することもできます。

 さて、鍋料理のしめ…みなさんは麺派ですか?雑炊派ですか?一般的にはどちらか一方という人が多いと思いますが、スポーツをしているみなさんは炭水化物を摂るためにも麺と雑炊両方でもよいでしょう。特に雑炊はご飯(めし)よりも水分も多く含まれているため、より消化しやすい状態です。また、鍋料理の残り汁には材料からの栄養がでていますから、それを使う雑炊は栄養がたっぷり含まれています。(あぶらが気になるという人は、雑炊を作る前にあぶらをとりましょう)

 少しの工夫で、冬のおいしい鍋料理がさらに選手にぴったりの栄養たっぷり鍋に変身します。まだまだ寒いこの季節、いろいろな工夫で体づくりをしてみませんか。

鎌倉彩さんへの質問はこちらまで

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プロフィール

鎌倉 彩さん(SANQ~九州スポーツ栄養士会~代表)
  • 1985年長崎県出身。
  • 福岡県立城南高等学校、中村学園大学短期大学部食物栄養科を経て、2005年4月より外務栄養士として一般企業に勤務。短期大学部時代より高校野球部やボーイズリーグの選手・保護者・指導者を対象とした栄養講座を開講。2007年、食育セミナーも始める。2007年春より、「スポーツ栄養」を学ぶ管理栄養士・栄養士と栄養士を目指すメンバーで構成されたSANQ~九州スポーツ栄養士会~を始める。
  • 栄養士・フードスペシャリスト・食育指導士
  • 日本スポーツ栄養研究会会員