第8回 ミネラル2009年03月06日

今月は、「ミネラル」についてお話します。(五大栄養素については第2回コラム をご覧ください)
「ミネラル(無機質)」は、カルシウムや鉄、カリウム、ナトリウム、マグネシウム…をはじめとする12成分が示されています。ミネラルは、欠乏症はもちろん過剰症もおきることがあるので、それぞれの働きを知り自分に必要な量を適切に摂取していくことが重要です。
今回はその中でも成長期のスポーツ選手に特に必要な「カルシウム」と「鉄」についてお話します。
カルシウム
カルシウムは体内に約1kgあり、その約99%が骨や歯として存在します。成長期の選手は、身長も伸びますし骨を強く(硬く)するためにもカルシウムは重要です。筋肉の収縮にも必要な栄養素ですので骨のためにも、よりよいパフォーマンスのためにも摂取したいですね。
また、カルシウムは神経を穏やかにする働きもあります。試合中の集中力を保つためにも摂取しましょう。
カルシウムが多く含まれる食品は、牛乳、チーズ、小魚、大豆製品、海藻類などです。様々な食品で補っていきたいですね。
鉄
鉄は、大きく分けて2つの働きがあります。1つ目は酸素の運搬です。赤血球の中のヘモグロビンに多く存在し、全身に酸素を届けています。2つ目は筋肉中のミオグロビンに存在し、運ばれてきた酸素を受け取るという働きです。
スポーツをする上で、筋肉を動かさないことはありません。筋肉は酸素を使いエネルギーを生み出しますから、たくさんの酸素が必要となってきます。つまり、鉄が不足すると酸素を運ぶ側も受け取る側も不足してしまうことになり、酸素が行き届かなくなってしまい結果パフォーマンスが低下してしまいます。
特に、成長期の選手は体が急激に大きくなることもあり血液の量が追い付かず一時的な貧血になることもあります。そうならないためにも、しっかり摂りたいですね。
鉄が多く含まれる食品はひじき、貝類、肉魚の赤身部分、レバー、大豆製品、ホウレンソウなどです。鉄は、吸収率の悪い栄養素ですので、多くの食品でカバーしていきたいですね。
この他のミネラルも、エネルギー代謝に関わったり、体液に存在したりと体と密接にかかわってきます。
どのミネラルも漏らさず摂取していきたいですね。
- 鎌倉 彩さん(SANQ〜九州スポーツ栄養士会〜代表)
- 1985年長崎県出身。
- 福岡県立城南高等学校、中村学園大学短期大学部食物栄養科を経て、2005年4月より外務栄養士として一般企業に勤務。短期大学部時代より高校野球部やボーイズリーグの選手・保護者・指導者を対象とした栄養講座を開講。2007年、食育セミナーも始める。2007年春より、「スポーツ栄養」を学ぶ管理栄養士・栄養士と栄養士を目指すメンバーで構成されたSANQ〜九州スポーツ栄養士会〜を始める。
- 栄養士・フードスペシャリスト・食育指導士
- 日本スポーツ栄養研究会会員
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